編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Hermann LS, Schersten B, Bitzen PO, Kjellstrom T, Lindgarde F, Melander A: Therapeutic comparison of metformin and sulfonylurea, alone and in various combinations. A double-blind controlled study. Diabetes Care 1994; 17: 1100-1109. [PubMed]

glyburideの日本での一般名はglibenclamide。metforminが体重を増加させることなく血糖コントロールを改善したという結果は,metforminとSU剤の併用を検討した他のトライアルと同様にその有用性を示している。【小川 理】

●目的 NIDDM患者において,metformin(ビグアナイド),glyburide(スルホニル尿素:SU)の単独および併用療法の効果,安全性を検討した。
●デザイン 無作為,二重盲検,多施設。
●試験期間 投与量決定後の治療期間は6ヵ月。
●対象患者 144例:2ヵ月の食事療法で空腹時血糖(FBG)が6.7mmol/L以上のNIDDM患者。34~74歳。
●方法 metformin(M)群(38例),glyburide(G)群(34例),MG併用群(72例)に割付け。FBGが6.7mmol/Lとなるように投与量を調整。MG群は用量により低用量群(MGL),高用量群(MGH)に分けた。M,G単独群で最大投与量に達した場合はそれぞれG,Mを併用した(M/G,G/M)。
●結果 いずれに群においてもFBG,HbA1cは有意に低下を示した。空腹時インスリン値はいずれの群でも変化を認めなかった。食事負荷試験においてM群のインスリン分泌量は変わらなかったが,G群,MGL群において増加を認めた。体重はG群で2.8±0.7kgの増加を認めたが,M群およびその他の併用群では変化を認めなかった。
●結論 metformin,glyburideともに同程度の血糖コントロールを得られるが,metforminは体重および高インスリン血症を増大させることなく血糖改善が得られた。またmetforminとSUの併用により,進展したNIDDMでもほぼ正常な血糖値が達成できる。