編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Hanefeld M, Fischer S, Julius U, Schulze J, Schwanebeck U, Schmechel H, Ziegelasch HJ, Lindner J: Risk factors for myocardial infarction and death in newly detected NIDDM: the Diabetes Intervention Study, 11-year follow-up. Diabetologia 1996; 39: 1577-1583. [PubMed]

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●目的 新たにNIDDMと診断された患者の冠動脈心疾患(CHD)と全死亡のリスク因子を分析した。エンドポイントは虚血性心電図異常(I-ECG),心筋梗塞(MI),および死亡。
●デザイン 前向き,多施設。
●試験期間 追跡期間は11年。
●対象患者 1139例:30~55歳。空腹時血糖値>8.88mmol/L。7.21~8.88mmol/Lの場合は50g OGTT>12.21mmol/L(60分),>8.32mmol/L(120分)。6週間,食事療法と生活改善指導によるスクリーニングを行い,血糖コントロールが十分(4,6週の追跡時に食後血糖値<13.87mmol/L)で,試験参加に同意が得られた者。
除外基準:MI既往,脳梗塞,壊疽,癌,または生命を脅かす可能性のある疾患,食事療法不成功。
●方法 患者を対照群(378例),健康指導強化+プラセボ群(334例),健康指導強化+clofibrate(1.6g/日)群(332例)に割付け。
●結果 11年の追跡症例994例中,112例(15.2%)がMIを発症,197例(19.82%)が死亡した。36~45歳の一般男性と比較した全死亡のオッズ比は5.1,女性で7.0であった。多変量解析では,MIの独立したリスク因子は年齢,血圧,トリグリセリド(TG),喫煙であり,死亡のリスク因子は男性,年齢,血圧,TG,食後血糖値,喫煙であった。血清コレステロールとBMIは重要な因子とは判断されなかった。
●結論 NIDDM患者における血糖,血圧,TGの良好なコントロールは,その後のCHDの発症および死亡率の低下に関連すると思われる。