編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Trevisan R, Tiengo A: Effect of low-dose ramipril on microalbuminuria in normotensive or mild hypertensive non-insulin-dependent diabetic patients. North-East Italy Microalbuminuria Study Group. Am J Hypertens 1995; 8: 876-883. [PubMed]

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●目的 微量アルブミン尿が続く正常血圧のNIDDM患者において 低用量のACE阻害薬ramipril(1.25mg/日)がアルブミン排泄率(AER)と血圧に及ぼす効果を検討した。
●デザイン 無作為,プラセボ対照,二重盲検,多施設,intention-to-treat解析。
●試験期間 追跡期間は6ヵ月。
●対象患者 122例:正常血圧のNIDDM(6ヵ月以上前に診断)患者。18~65歳。微量アルブミン尿(AER 20~200μg/分)。血圧は正常あるいは治療なしで中等度高血圧。
除外基準:SBP≧180mmHgまたはDBP≧105mmHg。不安定狭心症,心不全,血清クレアチニン値>1.5mg/dL。
●方法 患者をramipril群(1.25mg/日)とプラセボ群に割付け。
●結果 108例(各群54例)が試験を完了した。AERはプラセボ群でベースライン値65μg/分(95%CI 53-76)から,1ヵ月と6ヵ月後にそれぞれ72μg/分(57-87),83μg/分(62-104)に増加し,ramipril群でベースライン値62μg/分(48-76)から,それぞれ45μg/分(33-57),53μg/分(38-69)に有意に減少した(p<0.01)。血圧はramipril群でSBPのみが試験終了時に有意に低い値を示した。血圧160/95mmHg以上と未満で分けて検索しても,血圧とAERの間に相関は認められなかった。
●結論 低用量のACE阻害薬は,微量アルブミン尿を持続的に呈するNIDDM患者における急激な蛋白尿増加を阻止することができ,副作用も非常に少ない。