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Sasaki A, Okamoto N: Epidemiology of childhood diabetes in Osaka District, Japan, using the documents from the medical benefits system specific for childhood diabetes. Diabetes Res Clin Pract 1992; 18: 191-196. [PubMed]

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●目的 大阪府の小児糖尿病について医療費支給申請書をもとに調査した。
●デザイン 疫学,後ろ向き。
●試験期間 追跡期間は11年(1978~1988年)。
●対象患者 465例:小児糖尿病の男子209例,女子256例。18歳以下。
●方法 小児糖尿病を含む9種類の慢性小児疾患に対する国からの医療費支給システムにおいて,小児糖尿病で医師から支給申請のあったものを大阪府で3000件収集。糖尿病タイプ,年齢,性別,発症時期などにより分類した。
●結果 371例(男子175例,女子196例)がIDDMに,その他がNIDDMまたは病型不明に分類された。IDDMの年間発症率は,10万人に対して男子が1.68,女子が2.00であり,女子がわずかに高かった。発症率は年齢が高くなるほど高くなり,10~14歳が最も高かった。1988年の累積発症率に基づくと,罹患率は人口1万人あたり男子が1.29,女子が1.60であり,年齢とともに著しく上昇する傾向を示していた。IDDM発症には季節変動があり,冬が最も高かった。IDDM患者の男女の出生児体重平均値は国民平均値よりわずかに低かった。
●結論 小児糖尿病に対する医療費支給申請書は,地域のIDDM症例を同定するうえで有用であることがわかった。