編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Guerci B, Drouin P, Grange V, Bougneres P, Fontaine P, Kerlan V, Passa P, Thivolet Ch, Vialettes B, Charbonnel B, et al: Self-monitoring of blood glucose significantly improves metabolic control in patients with type 2 diabetes mellitus: the Auto-Surveillance Intervention Active (ASIA) study. Diabetes Metab 2003; 29: 587-594. [PubMed]

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●目的 血糖コントロール不良の2型糖尿病患者において,従来の血糖測定に自己血糖測定(SMBG)を併用した場合の血糖コントロールの変化を検討した。
有効性の一次評価指標はHbA1c値の変化。
●デザイン 無作為,前向き,オープン,多施設。
●試験期間 追跡期間は6ヵ月。
●対象患者 988例:経口血糖降下薬投与下で血糖コントロール不良の2型糖尿病患者。40~75歳。
登録基準:インスリン治療歴およびSMBG実施歴がない。罹病期間>1年。HbA1c値7.5~11%。
除外基準:1型糖尿病。若年発症成人型糖尿病。二次性糖尿病。過去3ヵ月における減量>3kg。糖尿病性合併症。妊娠。
●方法 患者をSMBG群(510例)と対照群(478例)にランダム化。
・SMBG群:医療施設での血糖測定に加えて,自宅で3日/週以上(週末を含む),計6回/週以上のSMBGを実施。
・対照群:医療施設にて血糖測定を実施。
・全例に薬物療法,食事療法,運動療法による標準的治療を実施。
・ベースライン時,3,6ヵ月後に医療施設にて血糖測定を実施。
●結果 一次評価指標の評価可能症例は689例(SMBG群345例,対照群344例)であった。
エンドポイント時におけるHbA1c値は,SMBG群で対照群に比し有意に低かった(8.1±1.6 vs 8.4±1.4%,p=0.012)。ベースライン時からエンドポイント時までにHbA1c値の改善(>0.5%の低下)が得られた患者の割合は,SMBG群で有意に高かった(57.1 vs 46.8%,p=0.007)。HbA1c値の推移をみると,改善は主に最初の3ヵ月で得られ,その後の3ヵ月で安定状態に達していた。
多変量ロジスティック回帰分析によるHbA1c値改善の予測因子は,ベースライン時のHbA1c値(オッズ比[OR]1.749,p<0.001),SMBGの実施(OR 0.665,p=0.015),糖尿病の罹病期間(OR 0.953,p=0.001),BMI(OR 0.962,p=0.039)であった。
●結論 SMBGは,従来の血糖測定のみを実施した場合に比較して,2型糖尿病患者の血糖コントロールを有意に改善することが示された。