編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Song Y, Manson JE, Buring JE, Liu S: A prospective study of red meat consumption and type 2 diabetes in middle-aged and elderly women: the women's health study. Diabetes Care 2004; 27: 2108-2115. [PubMed]

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●目的 赤身肉および食肉加工品の摂取と2型糖尿病発症の関係を検討した。
●デザイン 疫学,(無作為,二重盲検,プラセボ対照)。
●試験期間 追跡期間は平均8.8年(326876人・年)。
●対象患者 37309例:WHSの参加者(≧45歳,冠動脈心疾患・脳卒中・癌を有さない医療専門家の米国女性39876例)のうち,2型糖尿病を認めず,1993年に半定量的食物摂取頻度調査票(SFFQ)を完了した例。
除外基準:SFFQで無回答が>70項目かつエネルギー摂取量が600~3500kcalの範囲外。
●方法 過去1年の食事内容に関してSFFQ(131項目)を実施し,赤身肉および食肉加工品の摂取量および頻度を評価。1年ごとに2型糖尿病の新規発症を追跡。
●結果 追跡期間中に1558例が2型糖尿病を発症した。
年齢,BMI,総エネルギー摂取量,運動,飲酒,喫煙,糖尿病の家族歴を補正後も,2型糖尿病リスクは赤身肉および食肉加工品の摂取量と有意な正相関を示し,摂取量上位1/5症例の下位1/5症例に対する2型糖尿病発症の相対リスク(RR)は,赤身肉1.28(95%CI 1.07-1.53,p<0.001 for trend),食肉加工品1.23(95%CI 1.05-1.45,p=0.001 for trend)であった。さらに,2型糖尿病リスクの有意な増大は,食肉加工品の摂取頻度(≧5回/週vs <1回/週:RR 1.43,95%CI 1.17-1.75,p<0.001 for trend),主要な食肉加工品であるベーコン(≧2回/週 vs <1回/週:RR 1.21,95%CI 1.06-1.39,p=0.004 for trend)およびホットドッグ(≧2回/週 vs <1回/週:RR 1.28,95%CI 1.09-1.50,p=0.003 for trend)の摂取頻度が高い症例で顕著であった。これらは,食物繊維,マグネシウム,糖負荷,総脂肪を補正後も有意であった。さらに,赤身肉の主要な成分である総コレステロール,動物性蛋白,ヘム鉄の摂取量も2型糖尿病リスクの増大と有意な相関を示した。
●結論 赤身肉および食肉加工品の摂取の増加が女性の2型糖尿病リスクを増大させることが示された。