編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Bertoni AG, Clark JM, Feeney P, Yanovski SZ, Bantle J, Montgomery B, Safford MM, Herman WH, Haffner S, Look AHEAD Research Group: Suboptimal control of glycemia, blood pressure, and LDL cholesterol in overweight adults with diabetes: the Look AHEAD Study. J Diabetes Complications 2008; 22: 1-9. [PubMed]

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●目的 過体重または肥満の成人2型糖尿病患者において,血糖値,血圧値,LDL-C値のコントロールに関連する背景因子を検討した。Look AHEAD試験のサブ解析。
●デザイン 横断研究。
●試験期間 登録期間は2001年8月~2004年4月。
●対象患者 5145例:過体重または肥満の成人2型糖尿病患者。平均58.7歳,平均BMI 36.0kg/m²,女性59.5%。
登録基準:45~74歳,BMI≧25kg/m²(インスリン投与例では≧27kg/m²)。
除外基準:HbA1c値>11%,≧160/100mmHg,トリグリセリド値≧600mg/dL,体重>350ポンド,最近の体重減少,体重をコントロールする薬剤の使用,過去の減量手術。
●方法 ベースライン時にHbA1c値,血圧値,LDL-C値のコントロール(それぞれ<7%,<130/80mmHg,<100mg/dL)が得られている患者の割合を検討するとともに,それらのコントロールに関連する背景因子をロジスティック解析により検討。
●結果 ベースライン時にHbA1c値,血圧値,LDL-C値のコントロールが得られていた患者は,それぞれ45.8%,51.5%,37.2%であった。これらのリスク因子のすべてにおいてコントロールが得られていた患者は,わずか10.1%であった。また,リスク因子のコントロールは,年齢,性別,人種/民族,肥満の程度,学歴,収入,心血管疾患,受診施設,薬物療法により異なっていた。
多変量解析において,すべてのリスク因子のコントロール不良と相関を示した因子は,アフリカ系アメリカ人(オッズ比[OR]0.51,95%CI 0.36-0.71,p<0.001),肥満の程度の上昇(OR 1.85,95%CI 1.36-2.52,p<0.001),インスリンの使用(OR 2.05,95%CI 1.45-2.89,p<0.001),脂質低下薬の不使用(OR 2.87,95%CI 2.33-3.53,p<0.001)であった。
●結論 過体重または肥満の成人2型糖尿病患者において,多くの背景因子が心血管リスク因子のコントロール不良に相関していることが示された。