編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Boden-Albala B, Cammack S, Chong J, Wang C, Wright C, Rundek T, Elkind MS, Paik MC, Sacco RL: Diabetes, fasting glucose levels, and risk of ischemic stroke and vascular events: findings from the Northern Manhattan Study (NOMAS). Diabetes Care. 2008; 31: 1132-7. [PubMed]

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●目的 糖尿病患者において,空腹時血糖(FBG)値と虚血性脳卒中リスクの関連を検討した。
●デザイン 前向き,コホート。
●試験期間 登録期間は1993~2001年。追跡期間は6.5年。
●対象患者 3298例:ベースラインに脳卒中を認めない≧40歳の北部マンハッタン居住者。平均69±10歳。女性63%。白人21%,黒人24%,ヒスパニック53%。糖尿病例572例。
●方法 ベースラインのFBG値により,高FBGグループ(糖尿病の既往およびFBG値≧126mg/dL),目標FBGグループ(糖尿病の既往およびFBG値<126mg/dL),対照グループ(糖尿病なし)に分類。
Coxモデルを用いて,虚血性脳卒中および血管イベントリスクのハザード比(HR)を算出。
●結果 高FBGグループでは,女性(P<0.04),Medicaid(P=0.01),無保険(P=0.03)が有意に多かった。
追跡期間に虚血性脳卒中190例,血管イベント585例を認めた。高FBGグループでは虚血性脳卒中リスクが増大したが(HR 2.7[95%CI 1.9-3.8]),目標FBGグループではリスク増大を認めなかった(HR 1.2[95%CI 0.7-2.1])。血管イベントリスクについても同様であった:それぞれHR2.0(95%CI 1.6-2.5),HR1.3(95%CI 0.9-1.8)。
●結論 脳卒中の一次予防においては,より厳格な血糖コントロールが有効であることが示された。