編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Owens LA, O'Sullivan EP, Kirwan B, Avalos G, Gaffney G, Dunne F; ATLANTIC DIP Collaborators: ATLANTIC DIP: the impact of obesity on pregnancy outcome in glucose-tolerant women. Diabetes Care. 2010; 33: 577-9. [PubMed]

●目的 正常血糖の女性において,妊娠アウトカムに対する肥満の影響を検討した。
母胎アウトカムは帝王切開出産,分娩前および分娩後出血,妊娠高血圧,子癇前症。胎児および新生児アウトカムは出生時体重,巨大児(>4kg),肩甲難産,主要な先天性形成異常,流産,死産,新生児死亡,周産期死亡。
●デザイン コホート研究(アイルランド)。
●試験期間 -
●対象患者 2329例:正常血糖でBMIデータの得られた例。平均31歳。
●方法 対象者をBMIにより分類し(正常:<25kg/m²,過体重:25~29.9kg/m²,肥満:>30kg/m²),アウトカムを比較。
●結果 正常体重例に比し,過体重例および肥満例では,帝王切開出産リスク(オッズ比[OR]:それぞれ1.57,2.65),妊娠高血圧または子癇前症リスク(OR:それぞれ2.30,3.29)が高かった(すべてp=0.0001)。流産リスクは肥満例で上昇した(OR 1.4)。
新生児の平均出生体重は,正常体重例3.46kg,過体重例3.54kg,肥満例3.62kgで(p<0.01),巨大児の割合は,それぞれ15.5%,21.4%,27.8%であった(p<0.01)。肩甲難産の割合は,巨大児では4%,非巨大児では0.2%であった(p<0.01)。
先天性形成異常リスクは,肥満例で上昇した(OR 2.47,p=0.03)。
●結論 正常血糖の女性において,過体重例および肥満例では,妊娠有害アウトカムのリスクが増大した。