編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Harita N, Hayashi T, Sato KK, Nakamura Y, Yoneda T, Endo G, Kambe H: Lower serum creatinine is a new risk factor of type 2 diabetes: the Kansai healthcare study. Diabetes Care. 2009; 32: 424-6. [PubMed]

なぜ,このような結果が出たのであろうか。
本試験の対象は,一つの会社の従業員である。本試験では,開始時の血清クレアチニン値を5分画して比較しているが,各群の背景に差はなかった。
おそらく,骨格筋量が少ない場合,血清クレアチニン値が低く,そのような例ではインスリンの作用不足により,2型糖尿病を発症しやすかったのではないかと考えられる。【河盛隆造

●目的 日本人男性において,血清クレアチニン値と2型糖尿病との関連を検討した。
●デザイン コホート。
●試験期間 追跡期間は4年。
●対象患者 8570例:40~55歳で,非糖尿病かつ血清クレアチニン値<2.0mg/dLの日本人男性。
●方法 2型糖尿病の発症を追跡し,ベースラインの血清クレアチニン値との関連を検討。
2型糖尿病の定義は,空腹時血漿ブドウ糖値≧126mg/dL,経口血糖降下薬またはインスリンの使用とした。
●結果 追跡期間中に2型糖尿病を発症したのは877例であった。
血清クレアチニン低値は2型糖尿病リスク増大と相関した(血清クレアチニン値0.71~0.80mg/dLに対する0.40~0.60mg/dLの調整オッズ比は1.91[95%CI 1.44-2.54])。
●結論 日本人男性において,血清クレアチニン低値は2型糖尿病リスクを増大した。