編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Juvenile Diabetes Research Foundation Continuous Glucose Monitoring Study Group: The effect of continuous glucose monitoring in well-controlled type 1 diabetes. Diabetes Care. 2009; 32: 1378-83. [PubMed]

CGMは万能ではない。
CGMでは皮下組織液ブドウ糖レベルを測定している。そのため,当然のことながら,血糖応答に比べ,とくに食後では時間遅れが存在する。
1日数回の血糖自己測定が必須で,その値を入力し,その是正した値が1~2日遅れで表示されていることを理解すべきである。【河盛隆造

●目的 強化インスリン療法によりHbA1c値<7.0%が達成されている成人および小児の1型糖尿病患者において,持続的血糖モニタリング(CGM)の有効性および安全性を検討した。
一次アウトカムは1日あたりの血糖値≦70mg/dLの時間の変化。二次アウトカムはHbA1c値の変化。
●デザイン 無作為,多施設(10施設),intention-to-treat解析。
●試験期間 登録期間は2007年2~12月。試験期間は26週。
●対象患者 129例:強化インスリン療法を実施されている成人および小児の1型糖尿病患者。8~69歳。
登録基準:≧8歳,診断後1年以上,インスリンポンプの使用またはインスリン注射を≧3回/日実施,HbA1c値<7.0%。
●方法 CGM群(67例),対照群(自宅にて血糖測定器を使用:62例)に無作為に割付け。
●結果 26週後,1日あたりの血糖値≦70mg/dLの時間は,CGM群で対照群より少なかったが,両群間に有意差は認めなかった(中央値:54 vs 91分/日,p=0.16)。
1日あたりの血糖値≦60mg/dLの時間(中央値:18 vs 35分/日,p=0.05),血糖値≦70または>180mg/dLの時間(中央値:377 vs 491分/日,p=0.003)は,CGM群で有意に少なかった。
26週後のHbA1c値は,CGM群で有意に低下した(群間差:-0.34%,p<0.001)。
重度低血糖イベントの発生は,CGM群10%,対照群11%であった(p=1.0)。
●結論 強化インスリン療法によりHbA1c値<7.0%が達成されている成人および小児の1型糖尿病患者において,CGMは有効かつ安全であった。