編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Preiss D, Zetterstrand S, McMurray JJ, Ostergren J, Michelson EL, Granger CB, Yusuf S, Swedberg K, Pfeffer MA, Gerstein HC, et al.; Candesartan in Heart Failure Assessment of Reduction in Mortality and Morbidity Investigators: Predictors of development of diabetes in patients with chronic heart failure in the Candesartan in Heart Failure Assessment of Reduction in Mortality and Morbidity (CHARM) program. Diabetes Care. 2009; 32: 915-20. [PubMed]

慢性心不全患者では,たとえ糖尿病と診断されていなくても,BMIが大,あるいはHbA1cが6.1%(JDS値)以上であれば,糖尿病になる可能性が高いと考え,治療にあたるべきである。【河盛隆造

●目的 非糖尿病の慢性心不全患者において,糖尿病発症の予測因子を検討した。
●デザイン コホート。
●試験期間 追跡期間は2.8年(中央値)。
●対象患者 1620例:非糖尿病の慢性心不全患者。
●方法 CHARM試験では,candesartan群,プラセボ群に無作為割り付け。
本解析では,糖尿病発症例(126例)と非発症例(1494例)のベースラインの統計学的因子,治療薬,検査データを比較。
●結果 多変量ロジスティック回帰解析では,糖尿病発症の有意な予測因子は,HbA1c高値(1標準偏差[SD]上昇ごとのオッズ比[OR]1.78,p<0.0001),BMI高値(1SD上昇ごとのOR 1.64,p<0.0001),脂質低下療法(OR 2.05,p=0.0005),血清クレアチニンン低値(1SD上昇ごとのOR 0.68,p=0.0018),利尿薬治療(OR 4.81,p=0.0033),digoxin治療(OR 1.65,p=0.0221),血清ALT高値(1SD上昇ごとのOR 1.15,p=0.0269),低年齢(1SD上昇ごとのOR 0.81,p=0.0476)であった。
ROC曲線解析では,HbA1cのAUCは0.723,BMIのAUCは0.712,HbA1c+BMIの曲線下面積(AUC)は0.788であった。
●結論 非糖尿病の慢性心不全患者において,HbA1cとBMIは糖尿病発症の強力な予測因子であった。