編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Ford ES, Schulze MB, Bergmann MM, Thamer C, Joost HG, Boeing H: Liver enzymes and incident diabetes: findings from the European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition (EPIC)-Potsdam Study. Diabetes Care. 2008; 31: 1138-43. [PubMed]

γGTP23以上,ALT36以上は,糖尿病発症の予測因子であることが判明した。アルコール摂取量などとともに,注意をはらうべきであろう。【河盛隆造

●目的 血漿肝酵素(GGT,ALT)と糖尿病発症の関連を検討した。
●デザイン 症例対照研究,プロスペクティブ,多施設(ドイツ)。
●試験期間 登録期間は1994~1998年。追跡期間は平均7.0年。
●対象患者 3011例:EPIC-Postdamの参加者(35~65歳)から無作為抽出した非糖尿病例。
●方法 GGT,ALTと糖尿病発症の関連を検討。糖尿病発症例787例,非発症例2224例。
●結果 GGTとALTの濃度は,糖尿病の発症と関連していた。
第1五分位のGGTを1とした場合の糖尿病発症のハザード比は,第2五分位1.13(95%CI 0.66-1.93),第3五分位1.67(95%CI 1.01-2.77),第4五分位2.77(95%CI 1.71-4.49),第5五分位2.67(95%CI 1.63-4.37)であった(p for linear trend<0.001)。
第1五分位のALTを1とした場合の糖尿病発症のハザード比は,第2五分位0.93(95%CI 0.56-1.53),第3五分位1.28(95%CI 0.83-1.96),第4五分位1.35(95%CI 0.88-2.07),第5五分位1.93(95%CI 1.27-2.92)であった(p for linear trend=0.002)。
相関の程度は,GGTについては男性で女性より大きかったが(p=0.004),ALTについては有意な男女差を認めなかった(p=0.307)。
●結論 GGTおよびALTは,糖尿病発症の有意な予測因子であった。