編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Jensen LO, Maeng M, Thayssen P, Christiansen EH, Hansen KN, Galloe A, Kelbaek H, Lassen JF, Thuesen L: Neointimal hyperplasia after sirolimus-eluting and paclitaxel-eluting stent implantation in diabetic patients: the Randomized Diabetes and Drug-Eluting Stent (DiabeDES) Intravascular Ultrasound Trial. Eur Heart J. 2008; 29: 2733-41. [PubMed]

●目的 糖尿病患者において,sirolimus溶出ステント(Cypher)とpaclitaxel溶出ステント(Taxus)の新生内膜過形成(NIH)の程度および分布を比較した。
一次エンドポイントはステント内NIH容積。二次エンドポイントはステント内NIH%容積,NIHパターン,ステント端のNIH。
●デザイン 無作為,多施設(デンマーク,4施設)。
●試験期間 登録期間は2005年2月~2006年3月。
●対象患者 130例:明らかな冠動脈狭窄(血管径2.25~4.0mm)を有する糖尿病患者。
●方法 Cypher群(68例),Taxus群(62例)にランダムに割付け。
インターベンション前に,clopidogrel 300~400mgとaspirin 75mg/日,インターベンション後にclopidogrel 75mg/日を12ヵ月間,aspirin 75mg/日を一生涯にわたり投与。
8ヵ月後に,血管内超音波法(IVUS)により,ステント内のNIHの程度および分布を比較。
●結果 IVUSの解析対象は108例(Cypher群57例,Taxus群51例)。
Cypher群ではTaxus群に比し,NIH容積(中央値:0.0 vs 8.0mm3,P<0.001)およびNIH%容積(中央値:0.0 vs 7.5%,p<0.001)が有意に少なかった。
Cypher群では,NIHはステント長の5.4%を占めたが,Taxus群では46.1%を占めた(p<0.001)。びまん性NIHは,Taxus群で有意に多かった(3.5 vs 42.9%,p<0.001)。
ステント近端のNIH(7.0 vs 45.1%,p<0.001),ステント遠端のNIH(0 vs 35.5%,p<0.001)はTaxus群で有意に多かった。
●結論 糖尿病患者において,CypherはTaxusに比し,NIHを抑制し,NIHがより限局性であった。