編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Giugliano D, Maiorino MI, Bellastella G, Chiodini P, Ceriello A, Esposito K: Efficacy of insulin analogs in achieving the hemoglobin A1c target of <7% in type 2 diabetes: meta-analysis of randomized controlled trials. Diabetes Care. 2011; 34: 510-7. [PubMed]

●目的 2型糖尿病患者において,インスリンアナログを用いた基礎インスリン,二相性インスリン,食前インスリン,ベーサル-ボーラスインスリンレジメンのHbA1c目標値<7%達成効果を比較検討した。
●デザイン メタアナリシス。
●試験期間
●対象患者 7759例:16の無作為化比較試験の参加者。
●方法 インスリンアナログに関する無作為化比較試験をMEDLINE,EMBASE,the Cochrane Central Register of Controlled Trials,CINAHLで検索し, 16試験を選択した。試験の採用基準は,対象患者が18歳以上の2型糖尿病患者,インスリンアナログを用いて異なるレジメンを評価しているもの, HbA1c目標値<7%の達成率を記載している報告,一群の例数>30例を採用した。介入期間≧12週,一群が30例以下,介入期間が3ヵ月未満,インスリンアナログと通常のインスリンを比較している試験は除外した。試験間の不均一性はQ2統計およびI2統計で解析した。
●結果 基礎インスリンと比較し,二相性インスリン(オッズ比[OR]1.88,95%CI 1.38-2.55,P=0.0012,I2=68%)と食前インスリン(OR 2.07,95%CI 1.16-3.69,P=0.03,I2=0%)ではより多くの患者でHbA1c<7%を達成していた。これは二相性インスリンでの低血糖(平均差0.34件/例/30日,0-0.69,P=0.05,I2=64.9%)と体重増加(1.0kg/例/30日,0.28-1.73,P=0.011,I2=85.2%)の上昇と関連している。二相性インスリンと比較すると,ベーサル-ボーラスインスリンレジメンは,低血糖と体重増加を上昇させずにHbA1c目標値を達成する可能性が高かった(OR 1.75,95%CI 1.11-2.77,I2=0%)。糖尿病の長期合併症に対するインスリンアナログの効果についてのデータははまだ不足している。
●結論 基礎インスリンと比較して,二相性インスリンと食前インスリンでは,より多くの割合の2型糖尿病患者がHbA1c<7%を達成していた。絶対的には,HbA1c目標値の達成にはベーサル-ボーラスインスリンがもっとも有効だった。