編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
2018年5月現在,1161報収載!
全トライアルリスト
[HOMEに戻る]
Iwao T, Sakai K, Ando E: Upper limit of fasting plasma glucose level defined by oral glucose tolerance test in Japanese subjects. Diabetes Res Clin Pract. 2013; 99: 272-6. [PubMed]

ROC曲線解析ではこのような結論が導きだされているが,FPGとOGTT2時間値とのPearson’s correlationにおいてはバラツキがきわめて大きいことも事実である。年齢,体重など多くの因子を考えたうえで効率よくOGTTを実施することが必要である。【河盛隆造

●目的 日本人において,75g経口糖負荷試験(OGTT)で評価した正常空腹時血漿グルコース(FPG)の上限値を検討した。
●デザイン コホート。
●試験期間 登録期間は1998年9月~2012年7月。
●対象患者 962例:75g OGTTを行った糖尿病治療薬またはインスリンを投与していない日本人。
●方法 OGTT 2時間値に基づき,正常血糖群(<140mg/dL)と高血糖群(≧140mg/dL)に分類。
●結果 正常血糖群は434例,高血糖群528例であった。
ROC曲線解析では,OGTT後高血糖を予測する最適なFPGのカットオフ値は99mg/dLで(ROC曲線下面積0.81),感度は68.0%,特異度は81.1%,全診断精度は73.9%であった。
●結論 日本人において,OGTT後高血糖を予測する最適なFPGのカットオフ値は99mg/dLであり,現在のカットオフ値である110mg/dLは低減すべきであると考えられた。