編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Sakurai M, Nakamura K, Miura K, Takamura T, Yoshita K, Nagasawa SY, Morikawa Y, Ishizaki M, Kido T, Naruse Y, et al.: Sugar-sweetened beverage and diet soda consumption and the 7-year risk for type 2 diabetes mellitus in middle-aged Japanese men. Eur J Nutr. 2013; [PubMed]

●目的 日本人の中年男性において,砂糖入り飲料(SSB)およびダイエット炭酸飲料の摂取量と2型糖尿病発症率の関連を検討した。
●デザイン コホート。
●試験期間 試験期間は2003~2010年。
●対象患者 2037例: 35~55歳の日本人男性。平均46.2歳。平均BMI 23.4kg/m2。
除外基準:糖尿病,空腹時血漿グルコース≧126mg/dL,HbA1c≧6.5%,1日の総エネルギー摂取量<500kcalまたは>5000kcal。
●方法 自己記入の食事摂取質問票を用いて,SSBとダイエット炭酸飲料の摂取量を評価。毎年の健康診断データを用いて,糖尿病の発症率を評価。年齢,BMI,家族歴,食事因子,他の生活習慣因子を調整後,ハザード比(HR)と95%信頼区間(CI)を算出。
●結果 試験期間の糖尿病発症は170例。
SSB摂取量別の糖尿病の粗発症率(/1000人年)は,めったに/まったく摂取しない場合15.5,<1杯/週の場合12.7,≧1杯/週かつ<1杯/日の場合14.9,≧1杯/日の場合17.4で,SSBをめったに/まったく摂取しない症例に対する≧1杯/日の症例の多変量調整HRは1.35(95%CI 0.80-2.27)であった(P for trend=0.208)。
ダイエット炭酸飲料の摂取量は糖尿病発症リスクと有意に関連し(p for trend=0.013),ダイエット炭酸飲料をめったに/まったく摂取しない症例に対する多変量調整HRは,<1杯/週の症例で1.05(95%CI 0.62-1.78),≧1杯/週の症例で1.70(95%CI 1.13-2.55)であった。
●結論 日本人の中年男性において,SSB摂取量は糖尿病発症リスクと関連しなかった。ダイエット炭酸飲料の摂取は糖尿病リスク増大と有意に関連したことから,ダイエット炭酸飲料は必ずしも2型糖尿病予防に有効でないことが示された。