編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Hansen AL, Carstensen B, Helge JW, Johansen NB, Gram B, Christiansen JS, Brage S, Lauritzen T, Jørgensen ME, Aadahl M, et al.; ADDITION-Denmark Steering Committee: Combined heart rate- and accelerometer-assessed physical activity energy expenditure and associations with glucose homeostasis markers in a population at high risk of developing diabetes: the ADDITION-PRO study. Diabetes Care. 2013; 36: 3062-9. [PubMed]

予想されたとおり,日常生活内での身体活動量の増加が全身のインスリン作用を高め,高インスリン血症の改善につながることが示された。【河盛隆造

●目的 糖尿病発症の低~高リスク例において,身体活動と糖代謝指標との関連を検証した。
●デザイン 横断研究,多施設(デンマーク,4施設)。
●試験期間 登録期間は2001~2006年,調査実施は2009~2011年。
●対象患者 1531例:非糖尿病例(空腹時血糖異常+耐糖能異常,孤立性耐糖能異常,孤立性空腹時血糖異常,糖尿病高リスク+耐糖能正常,または糖尿病発症リスクが上昇+中等度のリスク+低リスク)。男性53.9%,年齢(中央値)66.6歳。
●方法 全患者の7日間にわたる身体活動エネルギー消費量(PAEE)をaccelerometry and heart rate monitor(ActiHeart)を用いて測定した。糖代謝指標は,OGTT時の前・1時間・2時間血糖値,および長期間の血糖値(HbA1c,糖化最終産物)により評価した。
●結果 年齢,性別,糖尿病リスク,職業,アルコール摂取,および喫煙状況を調整後,PAEEはインスリン感性指数(ISI0,120)と正の関連を示し,2時間血糖値,血清インスリン(0,30,120分値),HOMA-IRと負の関連を示した。
さらに胴囲を加えて調整後,有意差が維持されたのは,120分血清インスリン(2.5[95%CI 0.8-4.1,p<0.05]),およびISI0,120(-1.0[95%CI-1.9--0.2,p<0.05])のみであった。
●結論 身体活動量が少ない糖尿病発症低~高リスク例において,高齢者であっても身体活動エネルギー消費量が高くなると,糖代謝状況も改善することが示唆された。