編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Shiba T, Ishii S, Okamura T, Mitsuyoshi R, Pfarr E, Koiwai K. Efficacy and safety of empagliflozin in Japanese patients with type 2 diabetes mellitus: A sub-analysis by body mass index and age of pooled data from three clinical trials. Diabetes Res Clin Pract. 2017; 131: 169-78. [PubMed]

HbA1c 8%内外の日本人2型糖尿病患者において,開始時の体重に関係なく,約1年のempagliflozin投与により,体重が3kg,HbA1cが0.8%低下した。今後は,副作用が起こらないように,かつ正常血糖応答状況とするにはどのようなパートナーが必要か,などの検討が望まれよう。【河盛隆造

●目的 日本人2型糖尿病患者において,empagliflozinの有効性と安全性をBMIおよび年齢別に検討した。
●デザイン 3研究の事後統合解析。
●試験期間 投与期間は371.5±115.1日(10mg/日)または366.3±117.3日(25mg/日)。
●対象患者 ≧52週のempagliflozin治療(10mg/日または25mg/日)を受けた日本人2型糖尿病患者1,403例。
●方法 対象患者をベースラインのBMI(<22kg/m2,22~<25kg/m2,≧25kg/m2)およびベースラインの年齢(<50歳,50~<65歳,≧65歳)で分類し,HbA1c,空腹時血糖(FPG),体重の変化,および有害事象を比較した。
●結果 すべてのBMI群および年齢群で,empagliflozin 10mg/日,25mg/日により,平均HbA1cがそれぞれ0.77~0.87%低下,0.76~0.97%低下,平均FPGがそれぞれ20.79~27.06mg/dL低下,26.08~29.60mg/dL低下,体重がそれぞれ3.4~4.7%減少,3.7~4.7%減少した。
有害事象の発生率は70~80%であったが,介助を要する低血糖は認められなかった。尿路感染症または生殖器感染症の発生率は,BMIおよび年齢による差異は認めなかった。≧65歳では脱水の発生率が上昇した。
●結論 日本人2型糖尿病患者において,empagliflozinの忍容性は良好で,BMIおよび年齢にかかわらずHbA1c,FPG,体重が改善した。