編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Owens DR, Bolli GB, Charbonnel B, Haak T, Landgraf W, Porcellati F, Traylor L, Kautzky-Willer A. Effects of age, gender, and body mass index on efficacy and hypoglycaemia outcomes across treat-to-target trials with insulin glargine 100 U/mL added to oral antidiabetes agents in type 2 diabetes. Diabetes Obes Metab. 2017; 19: 1546-54. [PubMed]

●目的 インスリンglargine投与を開始した2型糖尿病患者において,標準化された臨床アウトカムに対する患者背景および経口糖尿病治療薬(OAD)の影響を検討した。
●デザイン 併合解析。
●試験期間 追跡期間は≧24週。
●対象患者 OADでコントロール不良のインスリン投与歴のない2型糖尿病患者3,188例。男性52.7%,平均年齢57.7歳,平均罹病期間9.0年,平均BMI 30.5kg/m2,平均HbA1c 8.7%,平均空腹血糖(FPG)192.1mg/dL。
●方法 目標FPG≦100mg/dLとして,既存のmetformin(MET),スルホニル尿素(SU)薬,MET+SU薬へのglargine 100U/mL(Gla-100)追加を検討した,FPG≦100 mg/dLを目標としたランダム化比較試験16件の患者レベルデータを併合して解析。
HbA1c変化と低血糖発生率を,年齢(<65 vs. ≧65歳),性別(男性 vs. 女性),BMI(<25 vs. ≧25~<30 vs. ≧30kg/m2),併用OAD(MET vs. SU薬 vs. MET+SU薬)別に評価した。
●結果 <65歳と≧65歳でGla-100追加による24週後のHbA1c低下度は同等で,低血糖リスクも同等であった。
女性とBMI<25kg/m2例では,併用OADにかかわらず,目標HbA1c達成率が低く,低血糖発生率が高かった。
すべての解析において,SU薬へのGla-100追加により低血糖リスクが上昇した。
●結論 Gla-100+MET±SU薬が投与された正常体重の女性2型糖尿病患者は,血糖目標値の達成率が低いため,より注意が必要である可能性が示唆された。年齢,性別,BMIにかかわらず,SU薬へのGla-100追加により低血糖リスクが上昇する可能性がある。