編集:片山茂裕 河盛隆造 景山茂 西尾善彦 西村理明 綿田裕孝
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Graff RE, Sanchez A, Tobias DK, Rodríguez D, Barrisford GW, Blute ML, Li Y, Sun Q, Preston MA, Wilson KM, Cho E. Type 2 Diabetes in Relation to the Risk of Renal Cell Carcinoma Among Men and Women in Two Large Prospective Cohort Studies. Diabetes Care. 2018; 41: 1432-7. [PubMed]

●目的 2型糖尿病と腎細胞がん(RCC)の関連を検討した。
●デザイン コホート。
●試験期間 追跡期間は38年(Nurses' Health Study[NHS])または28年(Health Professionals’ Follow-up Study[HPFS])。追跡終了は2014年6月(NHS)または2014年1月(HPFS)。
●対象患者 166,436例:NHSに参加した女性117,570例,HPFSに参加した男性48,866例。
●方法 米国在住の看護師を対象としたNHS,および米国在住の医療専門職の男性を対象としたHPFSのデータを使用した。
多変量Cox比例ハザードモデルを用いて,2型糖尿病と病理学的に確認されたRCCの関連についてのハザード比(HR)を算出した。
●結果 追跡期間中のRCC発症は,NHSでは418例(うち120例が死亡),HPFSでは302例(うち87例が死亡)であった。
年齢,暦時間,BMI,高血圧の既往,喫煙状況,喫煙数,身体活動,非アスピリン非ステロイド性抗炎症薬の使用期間,出産歴,飲酒量を調整後,2型糖尿病の女性は非2型糖尿病の女性に比し,RCCリスクが有意に上昇し(HR 1.53,95%CI 1.14-2.04),2型糖尿病の罹病期間≦5年は>5年に比べて関連が強かった(非2型糖尿病の女性に対するHR:2.15 vs. 1.22,p for difference=0.03)。
男性では,2型糖尿病とRCCに関連を認めなかった(HR 0.89,95%CI 0.56-1.41)。
●結論 2型糖尿病は,女性においては肥満,高血圧,他のリスク因子とは独立してRCCリスクを上昇させるが,男性では有意なRCCリスクの上昇を認めなかった。